必殺ローストビーフの簡単な作り方

私の必殺のローストビーフをお見せしましょう。コレを食ったら相手はイチコロ、という意味では必殺。彼の胃袋を掴め、女子諸君。
必殺ローストビーフの手順
まずは肉を買います。ももブロックが良いでしょう。赤身が強ければ強いほど焼き上がりの色のコントラストは綺麗です。
これをフォークで刺して、紀元前780年前から古代メソポタミア文明に伝わる生贄の呪文を捧げます。
أريد لها. شيجي مع الجمال تبدو ل (生け贄の呪文)
その次は縄文時代から代々伝わる伝説の調味料、S&Bの塩コショウとニンニクチューブ刷り込んで下さい。マジックソルトとかハーブ系のスパイスとか正直なんでも美味くなります。
その間にフライパンにオリーブオイルを敷いて、火にかけます。オリーブオイルはギリシャ産のちょっとええやつ。
フライパンはロッジのスキレットを使っていきます。鉄鍋は熱伝導率が超絶高いので、一度熱したら鍋の温度が冷めにくく、均等に食材に火が通ります。ちなみにこのシリコンの持ち手だけで1000円弱した記憶ある。タケェ。
鍋のボルテージが安室奈美恵のライブ終盤くらいに熱されたら、肉を焼きます。
肉の表面だけを焼いていきましょう。
コレが。
こうなる。
ちなみに見てわかる通り、この時点で火は消して余熱でいきます。鉄鍋はちょっとやそっとでは温度が下がらないので最強。
ここからはスピード勝負です。肉をアルミホイルに乗せて素早く包みましょう。魔封波完了。
そしてこれを先ほどのスキレットの上に置いておきましょう。まだまだ鉄鍋は熱いので注意。
後は20分ほど放置です。東京03のコントを鑑賞して感受性を深めよう。
20分経ったので開けます。完全に旨味を魔封波で閉じ込めました。
切った瞬間に、勝利を確信しました。断面の柔らかそうなピンク色が美しすぎる。
そしてここでもう1つのポイント、ローストビーフが美味しくなるかどうかは適度な薄さが重要です。なのでよく切れる包丁を用意しましょう。包丁が引っかかると肉が綺麗に切れないのでフラストレーションがたまり、肉もボロボロになります。
僕は切る前にこの研ぎ機で必ず2.3回ほど研いでから切りますが、斬鉄剣かな、と思うくらいに切れ味が復活しますので、料理する人はキッチンに置いとく事を強く勧める。
もしくは業者が使ってるデカイスライサーを買え。
あとは切ったものを適当に盛り付ければ終わり。このビジュアル、不味いわけがない。
奥のタレは肉の切れ端を醤油とみりんとニンニクをガッと入れてシャッと適当に煮詰めたモノです。
手前のワサビと柚子胡椒は味を変えたい時におススメ。
一口噛むごとに、凝縮された肉の旨味が口の中に広がり、身体中の細胞が活性化されます。途中で「あれ?ここってウルフギャングだっけ?」と錯覚してしまいました。
まとめ
ギリギリ頭の良いチンパンジーなら作れるレベルで簡単です。しかし超絶うまい。盛り付けちょっと凝ったら店で出せるでコレ。